シロアリ

シロアリの柱の補修パテ完全ガイド

家の柱にシロアリ被害を発見したとき、「パテで補修できるのかな?」「業者に頼まないとダメ?」と不安になりますよね。

私も以前、実家の柱がシロアリにやられているのを見つけて、どう対処すればいいのか本当に悩みました。柱って家を支える大事な部分だから、下手に触って大丈夫なのか心配で…。

でも実は、被害の程度によってはパテを使った補修で対応できるケースもあるんですね。ただし、パテ補修にも適切な方法や限界があって、それを知らないと逆に危険な状態を放置してしまうことにもなりかねません。

この記事では、シロアリ被害を受けた柱にパテ補修が使えるケース、具体的な施工方法、専門業者に依頼すべき判断基準まで、実用的な情報をまとめてお伝えします。

ポイント

  • シロアリ被害の柱にパテ補修が有効な条件と限界
  • DIYで使える補修パテの種類と選び方
  • パテ施工の具体的な手順と注意点
  • 柱交換が必要になる被害レベルの見分け方

シロアリの柱の補修パテの選び方と使い方

シロアリに食われてしまった柱を見つけたとき、まず考えるのが「パテで直せないか?」という方法ですよね。ここでは、どんな被害状態ならパテ補修が使えるのか、どんな種類のパテを選べばいいのか、DIYで対応する前に知っておくべきことを詳しく解説していきます。

シロアリでスカスカになった柱にパテ補修が有効なケース

シロアリ被害を受けた柱は、見た目以上に内部が食い荒らされていることが多いです。表面だけ見ると小さな穴や蟻道があるだけに見えても、中はスカスカで空洞になっているケースも珍しくありません。

では、どんな状態ならパテ補修で対応できるのでしょうか。

パテ補修が有効な被害レベル

表面的な食害にとどまっている場合:柱の表面に小さな穴や浅い蟻道がある程度で、内部の強度がまだ保たれている状態なら、パテで穴を埋めて見た目と防水性を回復させることができます。

被害範囲が限定的な場合:柱の一部分だけが被害を受けていて、他の部分はしっかりしている場合も、パテ補修で対応可能です。ただし、この場合もシロアリの駆除が完了していることが絶対条件ですね。

構造的な強度に影響がない場合:柱を叩いてみて、空洞音がせず、ドライバーなどで押しても簡単に陥没しないようなら、構造強度はまだ保たれていると判断できます。

逆に、柱を軽く叩くと明らかに空洞音がする、ドライバーで押すとズブズブと入っていく、柱の太さが明らかに細くなっているといった状態は、パテ補修だけでは対応できない重度の被害です。

私の知人で、「ちょっとした穴だから」とパテだけで埋めて放置した結果、数年後に柱の強度不足が発覚して大規模なリフォームが必要になったケースがありました。見た目だけで判断するのは本当に危険なんですよね。

重要なのは、パテ補修はあくまで「見た目の修復」と「軽度の補強」であって、構造的な強度回復には限界があるという点です。もし少しでも不安があるなら、専門業者に診断してもらうことをおすすめします。

シロアリ補修用パテとエポキシ樹脂注入材の違い

シロアリ被害の補修材料には、大きく分けて「パテ」と「エポキシ樹脂注入材」の2種類があります。どちらもホームセンターで手に入りますが、用途や効果が全く違うんですね。

木工用パテの特徴

一般的な木工用パテは、木材の穴や凹みを埋めるための材料です。アクリル系のものが多く、チューブやヘラで塗り広げて使います。

メリットとしては、価格が安い(数百円から)、塗りやすい、乾燥後にヤスリがけや塗装ができる、といった点があります。ただし、強度はそこまで高くなく、あくまで「見た目を整える」「小さな穴を埋める」程度の用途に向いていますね。

シロアリ被害の補修に使う場合は、駆除後の表面的な穴埋めや、防水性を高めるための仕上げ材として使うイメージです。

エポキシ樹脂系補修材の特徴

エポキシ樹脂系の補修材は、2液混合型が多く、主剤と硬化剤を混ぜ合わせることで化学反応を起こして硬化します。硬化後は非常に硬く、木材よりも強度が高くなることもあります。

代表的な製品としては、「ボンド ウッドエポキシ」などがあり、価格は1,000円〜3,000円程度。粘度が低いタイプは、スカスカになった木材に浸透させて内部から補強する「含浸」ができるのが大きな特徴です。

エポキシ樹脂注入材「タフロンウッドGII」

専門業者が使用する注入材に「タフロンウッドGII」というものがあります。これは食害で腐朽化した木部に注入することで、木材の奥深くまで浸透し、強度を大幅に回復させる薬剤です。一般向けには販売されていないことが多いですが、業者施工の場合はこうした専門材料を使った補強が可能です。

どちらを選ぶべきか

被害が表面的で、見た目を整えたいだけなら木工用パテで十分です。一方、柱の内部までダメージがあり、強度を少しでも回復させたいならエポキシ樹脂系を選ぶべきですね。

ただし、どちらを使うにしても、「シロアリの駆除」が完了していないと意味がありません。生きたシロアリが残っている状態でパテを塗っても、内部で食害が進行し続けるだけですから。

ホームセンターで買えるシロアリの木材補修パテ

実際にホームセンターで購入できる、シロアリ被害の木材補修に使えるパテや補修材をいくつか紹介しますね。

製品名 タイプ 価格目安 特徴
セメダイン 木工パテA アクリル系 500円〜 乾燥後に研磨・塗装可能。表面補修向き
ボンド ウッドエポキシ エポキシ樹脂系 1,500円〜 2液混合。高強度で内部補強に向く
アサヒペン かんたん補修材 アクリル系 600円〜 チューブタイプで使いやすい
ニッペ 木部用補修材 ポリエステル系 800円〜 屋外使用可。耐候性が高い

私がDIYで使った中では、ボンド ウッドエポキシが使いやすかったですね。粘土のように練って使えるタイプなので、穴の形に合わせて成形しやすいんです。硬化後はかなり硬くなるので、ヤスリがけは少し大変ですが、しっかり補強できている感じがします。

ただ、これらはあくまで「軽度の被害」向けです。柱がスカスカになっている場合は、パテだけでは根本的な解決にならないことを理解しておいてください。

シロアリ補修をDIYで行う前に確認すべきこと

「自分でパテ補修してみよう」と思う前に、必ず確認しておくべきポイントがあります。ここを飛ばすと、せっかくの補修が無駄になったり、逆に被害を悪化させたりする可能性があるんですね。

1. シロアリの駆除は完了しているか

これは何度も繰り返しますが、最も重要なポイントです。生きたシロアリが残っている状態でパテを塗っても、内部で食害が続くだけです。

駆除方法としては、市販のシロアリ駆除剤(スプレータイプや液剤)を使う方法もありますが、確実性を求めるなら専門業者に依頼するのがベストです。駆除後も、薬剤の効果は約5年間とされているため、定期的な点検と再施工が必要になります。

2. 被害の範囲と深さを正確に把握する

目に見える穴だけでなく、柱の内部がどれくらいダメージを受けているか確認しましょう。

被害状況の確認方法

  • 叩いて音を確認:柱を軽く叩いて、空洞音がするかチェック
  • 押して硬さを確認:ドライバーや千枚通しで軽く押して、簡単に入らないか確認
  • 目視で確認:蟻道(シロアリが作る土の道)、木くず、羽アリの死骸がないか確認

もし内部まで深刻なダメージがある場合は、DIYでのパテ補修は諦めて、専門業者に相談した方が安全です。

3. 構造上重要な柱かどうか

家の荷重を支える主要な柱(通し柱や管柱)の場合、強度が落ちると建物全体の安全性に関わります。こうした柱の場合は、素人判断でのDIY補修はリスクが高いですね。

一方、装飾的な柱や間仕切りの柱など、構造的にそれほど重要でない部分なら、DIYでの補修も選択肢になります。ただし、どの柱が構造上重要かは素人には判断しにくいので、不安な場合は工務店や建築士に相談することをおすすめします。

4. 必要な道具と材料を揃える

パテ補修に必要な基本的な道具は以下の通りです。

  • 補修パテ(木工用またはエポキシ樹脂系)
  • ヘラ(付属していることが多い)
  • サンドペーパー(80番〜240番程度)
  • マスキングテープ
  • ワイヤーブラシ(木くず除去用)
  • 掃除機(粉塵除去用)
  • 手袋、マスク、保護メガネ

エポキシ樹脂系を使う場合は、2液を正確に混ぜるための容器やヘラも必要になります。作業中は換気をしっかり行い、皮膚に直接触れないよう注意してくださいね。

パテを使った柱の応急処置の具体的な手順

では、実際にパテを使って柱を補修する手順を、ステップごとに詳しく説明していきます。ここでは、軽度〜中度の被害を想定した応急処置の方法をお伝えしますね。

ステップ1:被害箇所の清掃と下地処理

まず、補修する部分をしっかり清掃します。木くず、土、シロアリの死骸などが残っていると、パテがうまく接着しないんですね。

  1. ワイヤーブラシや古い歯ブラシで、穴や凹みの中の汚れをかき出す
  2. 掃除機で細かい粉塵を吸い取る
  3. 湿った布で表面を拭き、しっかり乾燥させる

特に、食害部分は木材が柔らかくなっているので、ブラシで軽くこすると簡単に崩れることがあります。あまりに崩れやすい部分は、強度が完全に失われている証拠なので、その場合はパテ補修では不十分かもしれません。

ステップ2:パテの準備と充填

使用するパテのタイプによって、準備方法が異なります。

アクリル系パテの場合:チューブから直接絞り出せるので、そのまま使えます。開封後は乾燥しやすいので、使わない分はしっかりキャップを閉めておきましょう。

エポキシ樹脂系の場合:主剤と硬化剤を指定の比率で混ぜ合わせます。混ぜ始めてから硬化が始まるので、一度に大量に作らず、使い切れる分だけ準備してください。

パテを充填する際のコツは、空気が入らないようにしっかり押し込むことです。表面だけ埋めても、中に空洞があるとすぐに剥がれてしまいます。

  1. ヘラを使って、パテを穴の奥までしっかり押し込む
  2. 何度かに分けて少量ずつ充填し、その都度ヘラで押し固める
  3. 穴が完全に埋まったら、表面を平らにならす
  4. 周囲についた余分なパテは、硬化前に拭き取っておく

私が初めてやったとき、一気に大量のパテを詰め込んだら、乾燥後に表面がひび割れてしまったことがあります。厚く盛る場合は、何層かに分けて少しずつ硬化させていく方が失敗しにくいですね。

ステップ3:乾燥・硬化と仕上げ

パテの種類によって、硬化時間が大きく異なります。

  • アクリル系パテ:通常30分〜2時間で表面が乾燥、完全硬化には12〜24時間
  • エポキシ樹脂系:30分〜1時間で固まり始め、24時間で完全硬化

完全に硬化したら、サンドペーパーで表面を滑らかに整えます。80番程度の粗いもので形を整え、最後に240番程度の細かいもので仕上げると、きれいに仕上がりますよ。

その後、必要に応じて木材用の塗料やニスを塗れば、見た目もほとんど目立たなくなります。ただし、パテの色と木材の色が完全に一致することは少ないので、目立つ場所の場合は周囲の色に合わせた塗装をおすすめします。

注意すべきポイント

応急処置として効果的なパテ補修ですが、以下の点には注意が必要です。

  • パテ補修はあくまで「応急処置」であり、根本的な強度回復にはならない
  • 柱の内部まで被害が及んでいる場合、表面だけ埋めても意味がない
  • シロアリが完全に駆除されていないと、パテの下で食害が続く
  • 構造上重要な柱の場合は、専門家の診断を受けるべき

正確な情報は、地域のシロアリ駆除業者や工務店の公式サイトをご確認ください。最終的な補修方法の判断は、専門家にご相談されることをおすすめします。

シロアリの柱の補修パテ施工時の重要ポイント

パテを使った補修作業そのものは比較的シンプルですが、施工後の耐久性や安全性を確保するためには、いくつか押さえておくべき重要なポイントがあります。ここでは、費用面での考え方、パテでは対応できない限界、薬剤との併用方法、そして補修後のメンテナンスについて解説します。

柱の補修費用を抑えるパテ活用術と限界

シロアリ被害の補修となると、「いったいいくらかかるんだろう…」と不安になりますよね。専門業者に依頼すると、被害の程度によっては数十万円〜百万円を超えることもあります。

DIYパテ補修でかかる費用

自分でパテ補修を行う場合、材料費だけなら非常に安く抑えられます。

項目 費用目安
木工用パテ(アクリル系) 500円〜1,000円
エポキシ樹脂系補修材 1,500円〜3,000円
サンドペーパー・ヘラ類 500円〜1,000円
シロアリ駆除剤(市販品) 1,000円〜3,000円
合計 3,500円〜8,000円程度

これに対して、専門業者に依頼した場合の費用はこんな感じです。

柱の状況 補修・補強方法 費用目安
被害が小さい 薬剤注入と外部補強 1万円〜5万円
部分補修が必要 被害部分の交換・補強金具 5万円〜30万円
被害が大きい 柱の全体交換 10万円〜100万円以上

こう見ると、「DIYでパテ補修すれば安く済むじゃん!」と思うかもしれませんが、ここには大きな落とし穴があります。

パテ補修で費用を抑えられるケースと限界

費用を抑えられるケースは、あくまで「軽度の表面的被害」に限られます。具体的には、柱の強度が保たれていて、見た目の補修だけで済む場合ですね。

しかし、内部までスカスカになっている場合や、構造的に重要な柱の場合は、パテ補修だけでは根本的な解決にならないんです。むしろ、「見た目だけ直した」ことで安心してしまい、本当に必要な補強や交換を先延ばしにしてしまうリスクがあります。

私の知り合いで、「とりあえずパテで埋めておけばいいか」と放置した結果、数年後に柱の強度不足が原因で大規模な補修工事が必要になり、結局200万円以上かかったという話を聞きました。最初から専門家に診てもらっていれば、もっと安く済んだかもしれないんですよね。

費用を抑えようとして失敗するパターン

  • シロアリ駆除をせずにパテだけ塗る → 被害が拡大し、後で高額な修繕費用
  • 内部の空洞を無視して表面だけ補修 → 柱の強度不足で建物の安全性が低下
  • 専門家の診断を受けずにDIY → 必要な補強を見落とし、後で大規模工事が必要に

費用を抑えたい気持ちはわかりますが、「安全性」と「耐久性」を犠牲にしてまで節約するのは本末転倒です。少なくとも最初の診断だけは、プロに依頼することを強くおすすめします。

パテ補修では対応できず柱交換が必要な状態

ここまでパテ補修の方法を説明してきましたが、正直なところ、「これはパテでは無理だな」という状態も多いんですよね。どんな場合に柱交換が必要になるのか、具体的に見ていきましょう。

柱交換が必要なサイン

こんな症状があったら柱交換を検討

  • 柱を叩くと広範囲で空洞音がする:内部がスカスカになっている証拠
  • ドライバーが簡単に深く刺さる:木材が完全に強度を失っている
  • 柱が明らかに細くなっている:断面の大部分が食害を受けている
  • 柱に目視できる亀裂や傾きがある:荷重を支えきれていない可能性
  • 複数の柱に被害が広がっている:建物全体の構造に影響している

特に、通し柱(1階から2階まで貫いている柱)や管柱(各階の主要な柱)といった、建物の荷重を直接支える柱の場合は、少しでも強度に不安があるなら交換を検討すべきです。

部分交換と全体交換の違い

柱の交換といっても、必ずしも柱全体を取り替える必要があるわけではありません。被害が柱の下部だけに限定されている場合は、部分交換という方法もあります。

部分交換は、被害を受けた部分だけを切り取って、新しい木材を継ぎ足す方法です。金具や接着剤で補強しながら接合するので、全体交換よりは費用を抑えられます(5万円〜30万円程度)。

一方、全体交換は、柱を丸ごと新しいものに取り替える方法です。周囲の壁や床を一部解体する必要があるため、工事が大がかりになり、費用も高額(10万円〜100万円以上)になります。

どちらが適切かは、被害の範囲、柱の種類、建物の構造などによって変わるので、必ず専門家に診断してもらってください。

柱交換のタイミングを逃さないために

「もう少し様子を見よう」「今年は予算がないから来年に…」と先延ばしにしていると、被害がどんどん広がって、結果的にもっと高額な工事が必要になることもあります。

シロアリは、一度侵入すると周囲の木材にも被害を広げていくので、早期発見・早期対処が本当に重要なんですよね。もし「これはパテじゃ無理かも…」と感じたら、迷わず専門業者に相談してください。

薬剤注入とパテ補修を組み合わせた補強方法

パテ補修だけでは不安だけど、柱交換まではいかないかも…という中程度の被害の場合、薬剤注入とパテ補修を組み合わせた補強方法が効果的です。

薬剤注入による内部補強

薬剤注入は、柱の内部にエポキシ樹脂系の注入剤を流し込んで、食害で弱った木材を内側から補強する方法です。

代表的な製品に「タフロンウッドGII」というものがあります。これは専門業者が使用する注入材で、注入時の圧力で木材の奥深くまで浸透し、硬化後は木材の強度を大幅に回復させることができます。

薬剤注入のメリット

  • 内部の空洞を埋めて強度を回復
  • 柱を交換せずに補強できる
  • 防蟻効果も期待できる(製品による)
  • 工期が短く、費用も柱交換より安い

ただし、薬剤注入は専門的な技術と機材が必要なので、DIYでは難しいですね。業者に依頼する場合、1本の柱あたり1万円〜5万円程度が相場です。

パテ補修との組み合わせ方

薬剤注入で内部を補強した後、表面の穴や凹みをパテで埋めるという流れが一般的です。

  1. シロアリ駆除:まずは生きたシロアリを完全に駆除
  2. 薬剤注入:柱の内部に注入剤を流し込んで補強
  3. パテ補修:表面の穴や蟻道をパテで埋める
  4. 塗装・仕上げ:見た目を整え、防水性を高める

この方法なら、内部の強度と外観の両方を回復できるので、中程度の被害には非常に効果的です。私が以前リフォーム業者さんに聞いた話では、「柱交換までは不要だけど、パテだけでは心配」というケースで、この組み合わせ補修をよく提案するそうです。

DIYで薬剤注入は可能か?

一応、市販でも木材強化剤のようなものは売られていますが、専門業者が使う「タフロンウッドGII」のような高性能な注入剤は一般には入手しにくいです。

また、注入する際の圧力や量の調整、適切な注入箇所の判断など、専門知識が必要なので、薬剤注入は業者に依頼するのが無難ですね。DIYでできるのは、表面のパテ補修や塗装までと考えておくのが現実的かなと思います。

補修後の再発防止と定期点検のポイント

パテ補修や薬剤注入で柱を直したとしても、それで終わりではありません。シロアリは再び侵入する可能性があるので、再発防止と定期点検が本当に大切なんですよね。

シロアリ再発防止の基本対策

今日からできる再発防止策

  • 床下の湿気対策:換気口を塞がない、調湿剤を置く
  • 木材と地面の直接接触を避ける:ウッドデッキや木柱の下に防蟻シートを敷く
  • 庭の木材や段ボールを放置しない:シロアリの餌場になる
  • 定期的な防蟻処理:5年ごとに薬剤処理を検討
  • 雨漏りや水漏れを放置しない:湿った木材はシロアリが好む

特に、床下の湿気管理は重要です。シロアリは湿った環境を好むので、床下が常に湿っていると再発のリスクが高まります。除湿機や換気扇の設置を検討するのも良いですね。

定期点検のタイミングと方法

補修後も、定期的に柱の状態をチェックすることをおすすめします。

  • 補修直後:1ヶ月後にパテの剥がれやひび割れがないか確認
  • 半年後:補修箇所周辺に新たな蟻道や木くずが出ていないか確認
  • 1年後・以降毎年:床下を含めて広範囲にシロアリの形跡がないかチェック

自分でチェックする際は、懐中電灯を持って床下に潜り、柱の根元や土台部分を目視と触診で確認します。ただ、床下は狭くて暗いので、無理は禁物です。年に1回は専門業者に点検を依頼するのが理想的ですね。

防蟻処理の更新タイミング

シロアリ駆除の薬剤効果は、一般的に約5年とされています。つまり、5年ごとに再施工を検討する必要があるということです。

「5年後なんてまだまだ先だし、忘れちゃいそう…」という方は、スマホのリマインダーに登録しておくとか、施工業者の定期点検サービスを契約しておくのがおすすめです。多くの業者は、施工後の定期点検プランを用意しているので、相談してみてください。

再発を防げなかった場合のリスク
せっかくパテ補修や薬剤注入をしても、再発防止策を怠ると、数年後に再び被害が広がる可能性があります。特に、一度シロアリ被害を受けた家は、周辺にシロアリのコロニー(巣)がある可能性が高いため、継続的な対策が欠かせません。

シロアリの柱の補修パテ施工後のメンテナンス

最後に、パテ補修を施工した後の日常的なメンテナンスについてお伝えします。補修したからといって安心せず、長持ちさせるための工夫が必要なんですよね。

パテ補修箇所の経年変化

パテは木材とは異なる素材なので、時間が経つと以下のような変化が起こることがあります。

  • 色の変化:紫外線や湿気で変色する
  • ひび割れ:木材の膨張・収縮にパテがついていけず割れる
  • 剥離:接着力が弱まり、パテが剥がれる
  • へこみ:衝撃や荷重で凹む(特にアクリル系パテ)

こうした変化は避けられないので、定期的にチェックして、必要に応じて補修し直すことが大切です。

日常的なメンテナンス方法

補修箇所を長持ちさせるための日常ケアは、そんなに難しくありません。

毎月できる簡単メンテナンス

  • 補修箇所を目視でチェック(ひび割れや剥がれがないか)
  • 乾いた布で軽く拭いて、汚れや湿気を取る
  • 周辺に新しい蟻道や木くずが出ていないか確認

もしひび割れが見つかったら、放置せずに早めに補修し直しましょう。小さなひび割れでも、そこから水が入り込むと、木材の腐食やシロアリの再侵入につながる可能性があります。

塗装による保護

パテ補修後は、塗装をすることで耐久性と防水性を高めることができます。特に屋外や湿気の多い場所の柱には、必ず塗装をおすすめします。

木材用の防腐・防蟻塗料を使えば、見た目の保護だけでなく、シロアリの再侵入も防げるので一石二鳥ですね。ホームセンターで1,000円〜3,000円程度で購入できます。

専門業者による定期点検の活用

自分でできるメンテナンスには限界があるので、年に1回は専門業者に点検を依頼することを強くおすすめします。

専門業者なら、目に見えない部分(床下や壁の中)まで詳しく調べてくれますし、万が一シロアリが再発していても早期に発見できます。点検費用は5,000円〜1万円程度が相場で、多くの業者は無料点検サービスも提供しているので、活用しない手はないですよ。

最終的な判断やメンテナンス計画については、シロアリ駆除業者や工務店などの専門家にご相談されることをおすすめします。正確な情報は、各業者の公式サイトや自治体の住宅相談窓口でもご確認いただけます。

シロアリ被害は「気づいたときには手遅れ」になりやすいので、少しでも不安があれば、早めにプロの目でチェックしてもらうのが一番安心ですね。

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