シロアリ

シロアリとコンクリート侵入経路10選

こんにちは。家庭の害虫対策ラボ 運営者のKuniです。

シロアリとコンクリートって、正直「コンクリートなら安心でしょ?」って思いがちですよね。私も昔はそうでした。でも実際は、ベタ基礎でも侵入経路がゼロになるわけじゃなくて、基礎のひび割れや配管貫通部、通気口や換気口、水抜き穴、玄関ポーチ周りみたいな“スキ”を突かれることがあります。

さらにややこしいのが、床下の湿気が絡むパターン。湿気が多いとシロアリが寄りやすいと言われるので、点検の優先度も上がります。あと、蟻道の見分け方を知っているかどうかで、初動がかなり変わると思います。

この記事では、シロアリがコンクリート住宅にどう入りやすいのか、どこをどう点検して、どんな駆除や予防の選択肢があるのかを、できるだけわかりやすくまとめます。最終的な判断は専門家に相談しつつ、まずは自分で状況整理できる状態を目指しましょう。

ポイント

  • シロアリがコンクリート住宅でも侵入できる理由
  • ベタ基礎で注意したい侵入経路とチェック場所
  • 蟻道や湿気など、見逃しやすいサイン
  • 駆除と予防の選択肢、相談のタイミング

シロアリがコンクリート住宅に侵入する理由

コンクリート自体がガチガチでも、住宅は「コンクリートだけ」でできていないのがポイントです。基礎には継ぎ目や貫通部があって、設備の穴もあります。シロアリはそこを足がかりにして、木材がある場所までルートを作ってきます。ここでは、よくある“入り方”を順番に整理します。

ベタ基礎でも侵入経路はある

ベタ基礎は、床下全体がコンクリートで覆われるので、土が露出しやすい布基礎よりは「侵入しにくい」と言われがちです。ただ、私はベタ基礎=完全防御だと思わないほうが安全だと思っています。

理由はシンプルで、ベタ基礎でも建物には配管や配線が通りますし、施工上どうしても継ぎ目やすき間が生まれます。つまり、シロアリ目線だと「どこかに抜け道がある家」になりやすいんですね。

ベタ基礎は“リスクを下げる構造”ではあるけど、“ゼロにする構造”ではない、という感覚で見ておくと判断ミスが減るかなと思います。

基礎のひび割れは要注意

基礎のひび割れは、シロアリの侵入経路になり得るポイントです。もちろん、ひび割れ=即アウトではなくて、幅や深さ、場所、周辺環境でリスク感は変わります。

ただ、ひび割れがあると「ここから湿気が入りやすい」「泥が付着しやすい」「外周部からルートが作りやすい」みたいに、条件が重なりやすくなるのが嫌なところです。見える範囲にひびがあるなら、写真を撮って記録しておくのはおすすめです(業者に相談するとき話が早いです)。

基礎の補修は材料選びや施工方法で状態が変わるので、無理に自己流で埋めるより、まずは点検→必要なら相談、の順が安全です。

配管貫通部の隙間から侵入

私が「まずここ見てほしい」と思うのが配管貫通部です。給排水、ガス、エアコン配管など、基礎を貫通する部分は、施工の精度や経年変化で微妙なすき間ができやすいです。

シロアリは、土の中からいきなり室内へ飛び込むというより、見えないところで少しずつルートを伸ばしてくる印象です。貫通部の周りに泥っぽい付着物がないか、コーキングが切れていないか、カバー内が湿っていないか、みたいな“地味な違和感”を拾えると強いです。

通気口や換気口が侵入口に

通気口や換気口は床下環境を保つのに大事ですが、構造的に「開口部」なので、侵入口になりやすいことがあります。ここでやりがちなのが、外に物を置いて通気を妨げること。

通気が悪くなると床下の湿気が抜けにくくなり、結果としてシロアリが好みやすい環境に近づくと言われます。通気口前に植木鉢や板、タイヤなどを置いていないか、まずはそこから片付けるのが現実的です。

通気口や換気口の前は“何も置かない”だけでも、床下環境の改善につながりやすいです。

玄関ポーチ周りは危険部位

玄関ポーチ周りって、コンクリートで固められていることが多いので安心に見えるんですが、実は注意ポイントになりやすいです。段差や取り合い(家本体とポーチの接点)にすき間ができたり、雨が当たりやすくて乾きにくかったり、構造が複雑になりがちだからです。

ここは普段あまり意識して見ない場所なので、シロアリに限らず「水が回りやすい」「ひび割れが出やすい」「隙間が目立ちにくい」みたいな条件が重なりやすい気がします。ポーチの立ち上がり、タイル目地、框(かまち)付近の浮きや変色など、目視でチェックできるところから見てみてください。

シロアリコンクリート対策と点検のポイント

侵入経路の話を聞くと不安になりがちですが、やることは意外と整理できます。ポイントは「サインを知る」「床下の環境を悪化させない」「必要なら早めにプロへ相談」です。ここでは、私が家で気にする順番で、点検と対策の考え方をまとめます。

蟻道の見分け方と確認箇所

蟻道は、シロアリが光や乾燥を避けるために作る“泥のトンネル”みたいなものです。見た目は、土っぽい筋が壁や基礎に沿って伸びている感じで、最初は汚れと勘違いしやすいです。

確認しやすい場所としては、基礎の立ち上がり、配管周り、玄関付近、勝手口付近、床下点検口の周辺など。床下に入れるなら、束石まわりや大引き・土台の近くもチェック対象です。

蟻道っぽいものを見つけても、いきなり壊して終わりにしないほうがいいです。原因やルート特定が必要になることが多いので、写真を撮って状況を残し、最終的な判断は専門家に相談するのがおすすめです。

床下の湿気は発生原因に

床下の湿気は、シロアリ対策でかなり重要だと思っています。シロアリは乾燥が苦手と言われるので、湿っぽい環境だと活動しやすくなります。加えて、木材が湿ると劣化もしやすくなり、結果的にトラブルが複合化しがちです。

私が気にするのは、換気が妨げられていないか、雨どいや排水の流れで家の周りに水が溜まっていないか、床下にカビ臭や結露っぽさがないか、ですね。床下換気扇や調湿材なども選択肢はありますが、まずは「水が入りにくい」「乾きやすい」状態を作るのが先だと思います。

水抜き穴から侵入する例

水抜き穴(排水や施工上の都合で設けられる穴)があるタイプだと、ここが侵入ルートになるケースがあります。穴そのものが悪いというより、穴の周りが湿りやすかったり、土が近かったりして、シロアリが寄りやすくなるのが気になるところです。

外周部で地面が高くなっていないか(いわゆる土が基礎に近い状態)、穴の周りに泥の付着がないか、塞ぐべきかどうか(勝手に塞いでいいタイプか)などは、状況で判断が変わるので要注意です。ここは安全面も絡むので、分からない場合は無理せず相談が無難です。

シロアリ駆除は薬剤とベイト

駆除の方法は大きく分けて、薬剤でバリアを作ったり直接処理する方法と、ベイト(毒餌)で巣ごと狙う方法があります。どっちが正解、というより「家の構造」「被害の場所」「発生状況」「子どもやペットの有無」「今後のメンテ計画」みたいな条件で向き不向きが変わる印象です。

薬剤は即効性を期待しやすい反面、施工範囲や再施工のタイミングなど計画が必要。ベイトは設置や管理の考え方が独特で、効果の出方も状況次第です。どちらも、施工品質や点検が大事になりやすいので、見積りを取るなら「どこに」「何を」「どれくらいの範囲で」「どれくらいの期間」やるのかを言語化してもらうのが安心です。

費用感は地域・床面積・被害状況で変わるので、金額だけで比較するより、内容(処理範囲・保証・点検頻度)を揃えて比べるのが大事です。数字はあくまで一般的な目安として扱ってください。

シロアリコンクリートは定期点検が鍵

結局のところ、シロアリとコンクリートの話は「侵入経路をゼロにする」よりも、「侵入されにくい状態を保ちつつ、早期発見する」が現実的だと思います。定期点検って地味ですが、早い段階で気づければ被害が小さく済む可能性が上がります。

私なら、年に1回くらいは外周チェック(基礎のひび割れ、配管周り、玄関ポーチ周り、通気口前の物、雨水の流れ)をやります。床下に入れるなら、湿気っぽさと木部の違和感、泥の付着を確認。羽アリを見た・蟻道っぽいものがある・床がブカブカする、みたいな分かりやすい異変があれば、タイミングを待たずに相談がいいと思います。

なお、施工や薬剤の考え方は基準や仕様が整理されているものもあるので、気になる人は一次情報に当たるのもおすすめです。(出典:公益社団法人 日本しろあり対策協会「防除施工標準仕様書」)

最終的な判断は専門家にご相談ください。 この記事は不安を減らすための整理として書いていますが、家の状態は一軒一軒違います。正確な情報は公式サイトもご確認ください。

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